特集 自然と環境の読書案内

一色一生


著者:志村ふくみ

出版社:求龍堂

ISBN:4763082124

価格:2,650円(税込)

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レビュアー:あかべこ

草木染めの染織作家、志村ふくみさんのエッセイ。草や木などの自然からもらう色の美しさ、奥の深さ、デリケートなニュアンス。自然の豊かさに改めて感動させられます。
わたしが最も印象に残っているのは、桜に関する記述。桜色のエッセンスは、花でなく、その皮や幹の随に宿っているという話。そう言えば、桜の樹ってまだ寒い3月頃から、ぼんやりと赤みを帯びているような気がしませんか?
このエッセイを読むと、桜の色は周囲の空気までも染めるような気さえしてきます。色を内に秘めているという神秘性、奥ゆかしさ、桜ってやっぱり日本人好みの花かも。


レビュアーから:雑木林→歩いて1分、多摩川→自転車で5分という住環境に暮らすこと6年。休日は息子と、いずれかに出没すること多し。生まれが北関東の農村地帯で、田畑がマイフィールドだったゆえに、やはり自然に呼ばれるとすぐにホイホイ出かけてしまうお手軽フィールドワーカーです。子どもの雑誌編集が生業ですが、機を織って暮らすのが夢。雑誌のHPにも年3回コメント載せてます。
http://www.sscom.co.jp/sesame

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