「釣り」というレクリエーョンを通して1600年代の当時の人々が どのように自然と関わっていたのかが垣間みえてくる、ホノボノとした読み物です。ちょっと欲張りな本なので、博士コントのような形式で釣り方を指南していたかと思えば料理法に話が飛び、また自然を賛美する詩になったと思ったら村娘や宿屋の人々との人情逸話風に・・・と割ととりとめがないのですが、自然から恵みを得ることを楽しみ、またその体験から畏敬の念を持って自然を大切にするという人間と自然の関係がうかがえ、読んでいて楽しいです。
編集部から:当サイトのイラストを描いているのが大塚さん。彼女のホームページをぜひご覧あれ♪
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