特集 自然と環境の読書案内

極北の動物誌

極北の動物誌


著者:ウィリアム・プルーイット

出版社:新潮社

ISBN:9784105235017

価格:1,785円(税込)

詳細・購入はこちら


レビュアー:近藤純夫(エッセイスト・翻訳家)

北極圏の生態の崩壊を、動植物の視点から描いたユニークな作品。叙情的ですが、科学的な視点は失っていません。著者は60年代に、地球環境の悪化に対して抗議行動を取る学者のひとりとして注目されましたが、当局に嫌われて大学での地位を失い、カナダに渡って教鞭を執りつつ、環境問題に関わってきました。カーソンの『沈黙の春』とともに、アメリカ環境文学の古典とも言うべき名著です。


レビュアーから:エッセイスト、翻訳家。ハワイの自然と文化に関する著述や講義、講演などを行っており、ハワイ国立公園のアドバイザリースタッフもしています。かつては洞窟探検にはまっていて、日本エコツーリズムセンターの代表理事でもある広瀬さんと一緒に国内外の洞窟を調査したこともありました。主著に『ハワイBOXフラの本』(講談社)、『ハワイ・ブック』(平凡社)、『ハワイアン・ガーデン』(平凡社)、『もっと深く』(岩波書店)などの他、翻訳書多数。近著に『ハワイ学(仮題)』(バジリコ出版)、『鎌倉散策(仮題)』などがあります。

選択肢 得票 投票
私もこの本を推薦します 1