特集 自然と環境の読書案内

山の霊力
日本人はそこに何を見たか


著者:町田宗鳳

出版社:講談社

ISBN:4062582619

価格:1,575円(税込)

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レビュアー:大矢かおる(自然学校ねぎぼうず 代表)

「山の体験は一種の宗教体験である。これだけ現存の宗教に期待がもてなくなった時代において、人が多少とも霊的なものに触れようとするなら、山に入るにかぎる。カミやホトケに無関心な人も山に入れば、目に見えない力が、天地を動かしていることに体ごと気づくかもしれない。」とあとがきにある。
山は征服するものという西洋的な考え方と対象的なこの感覚は日本人特有のものであり、山を精神的鍛錬の場とする修験道などはまさに日本独自の宗教だ。日本人が山と深くかかわりあいながら生きてきた足跡とその本質を探る。


レビュアーから:新潟県妙高高原で活動している。子どもの心と身体に森を染み込ませたい、という思いで自然体験プログラムを企画提供している。便利なものは一切ないけれど、真の暗闇と野生動物のいる森でのキャンプが好評で、熊などの用心の為一晩中焚き火を絶やさないで交替で番をする経験は、新鮮だったようだ。
http://www.negibozu.net

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