特集 自然と環境の読書案内

死を食べる
アニマルアイズ・動物の目で環境を見る〈2〉


著者:宮崎 学

出版社:偕成社

ISBN:403526220X

価格:1,890円(税込)

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レビュアー:びよごん

命の循環を写真と簡単なことばで紹介した絵本。写されている写真は決して美しいものではありません。何せ動物や生き物の屍骸ばかりですから。でも、死というものが自然のなかでどれほど重要なことかを教えてくれます。
最初はギョッとされるかもしれませんが、変に隠したり避けて通るものでもありません。この命の循環システムは、小さなお子さんでも何度か触れて行くうちにきっと理解できることでしょう。何気なく捨てたガムの包み紙やお菓子の袋が、どれほど自然にとって迷惑なことか。
ほかの生き物と同じ自然の中で暮らしている人間がしなければならないこと。その理由がお子さんにも分り易いですよね。
あ、駄目ですよ! タバコのポイ捨ては。ね、おとうさん!
本のなかで一番のお気に入りは、ペット霊園のお供え物をちゃっかり横取りしている猫の写真です。この何気ない「循環の様子」がとっても救われるんだなぁ(笑)


レビュアーから:作者の名前がなまえなので、一応プロフ付けときました。1949年、長野県生まれ。精密機械会社勤務を経て72年、独学でプロ写真家として独立。『ふくろう』(第1回絵本にっぽん大賞)、『鷲と鷹』(日本写真協会新人賞)、『フクロウ』(第9回土門拳賞)など受賞多数。日本写真家協会会員

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